デザイン

チラシ制作の注意点

更新日:2024-06-21T07:31:04.257Z

公開日:2024-06-21T07:31:04.257Z

# TETORI

Article image

チラシ制作時のCMYKとRGBの表現方法について

■CMYKとRGBとは

パソコンの編集ソフトで制作したチラシを印刷すると、モニターで見ていた色と「何だか違うかも?」と思ったことはないでしょうか。もしかすると制作時の色の表現方法であるCMYKとRGBが原因かもしれません。

 

■CMYKとRGBの違い

CMYKは紙媒体等の印刷物で使用される表現方式です。一方RGBはパソコン等のモニターで使用される表現方式です。そのためそれぞれの互換性が低く、モニターで表示されたものをそのまま印刷すると、モニターでの表現と印刷物での表現が異なっているため、印刷時に見た目の色が異なって見えるのです。

 

■CMYKとは

CMYKは、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key plate(キープレート≒黒、墨)の頭文字をとって表したインクの表現方法です。シアン、マゼンタ、イエローは、印刷物において色を表示する際に使われ、理論上はこの3色の組合わせで全ての色を表現でき「減法混色」や「減法混合」とも呼ばれます。なお、CMYKのKを英語のBlackや日本語の黒(Kuro)と認識している方もいるかもしれませんが、正しくは、Key plate(キープレート)の頭文字を取ったものです。キープレートとは、画像の輪郭・罫線、文字等を表現する印刷板のことで、この印刷版によく黒が使用されていたことから、Kが黒を表す由来になったとされています。

 

 ■RGBとは

Red(レッド)、Green(グリーン)、Blue(ブルー)の頭文字を取って表した表現方法です。RGBは光の三原色であり、パソコンやタブレット、テレビといったモニターにおいて、光で色を表示する際に使われます。RGBはCMYKとは反対に、混ぜれば混ぜるほど明るい色に変化し白に近づくため、「加法混色」や「加法混合」とも呼ばれます。

 ■印刷会社に印刷物データを入稿する際の注意点

パソコンやタブレット等、光を使用する場合の色はRGBで表現できますが、紙媒体等の印刷物は光ではなくCMYKの4種類のインクで表現されます。そのため印刷物のデータも実際のインクに合わせる為に、RGBで制作したデータの場合は、CMYKに変換をするのを忘れないようにしましょう。

カテゴリから選ぶ

キーワードから選ぶ